子ども達は「字」が丁寧な大人を見ている - NPO法人まなひろ

子ども達は「字」が丁寧な大人を見ている

こんばんは。

本田裕之です。

久しぶりの投稿になります。

最近、感じている事の一つとして、子ども達が尊敬する大人を見定める一つの指標として、

『「字」が丁寧な大人をしっかり見ている。』ということに気が付きました。

『「字」を丁寧に書く人は、適当に他人を扱う人はほとんどいない。』

と、以前、新聞記事に書いてあった事を覚えていますが、

その通りだと思っています。

 

私も少年時代、大人が書いた字を見て、「信用して良いか。良くないか。」見ていた事があります。

もちろん、メモをしている時の字の事ではなく、人に読んでもらう為の字の事をいっています。

 

私が尊敬する小学時代の恩師は、「字」がとても丁寧でして、毎週「教室の出来事」を発刊していました。

1年間が終わる時、「ハーモニー」という冊子になり、今も大事に持っています。

 

あの時代、ワープロがありましたが、恩師は全て「手書き」で記事を書いていました。

そして、その「ハーモニー」には、日々の生徒の成長を書き込んであり、

今、読んでみると「感動」する思い出がつまっている内容でした。

 

小学時代は、私は劣等生でしたが、褒められた内容が「記録」として書いてあり、

「嬉しい」という気持ちが正直なところでした。

 

「相談事は木村君(私)に聞くといいよ~」と書かれているところがあるのですが、

あの時は、勉強よりも友達や後輩からの相談事にのるのが、楽しみだった事は覚えています。

 

その時、恩師から「木村君は字が丁寧だから、信用できる♪」と言われた事があり、

なんでだろう~と疑問に持っていましたが、最近、わかるようになりました。

 

「字」は「性格」や「気持ち」をあらわす。

その通りだと思います。

 

今、子ども達に「先生の字はなんで綺麗なんですか?」と言われ、

「マイペースに練習を積み重ねたからだよ」と答えています。

実際、そうですから。

 

しっかり練習をすれば、いつか「成果」は出ると思います。

焦らず、何事にも取り組む。

 

心配事は多いのは本音ですが、焦りは禁物だと思います。

そうやって、今日も終わりが近づいている「今」があります。

 

明日は、3月11日。

報道では出されない「震災の写真」

実際、山元町に行けば、心に突き刺さります。

「夢で突然、津波に飲み込まれた時の事がでてきて眠れない」という悩みを持つ人にとっては、

辛い日だと思います。

フラッシュバックに効く医薬品は無いのは残念ですし、「嫌な記憶を消す薬があったらいいな」と言われると、

何もできない自分が悲しい。

 

そんな、複雑な時期で祝い事は、私にはできません。

残酷ですね。

世の中は。

本田裕之

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