解離性健忘症へのアプローチ - NPO法人まなひろ

解離性健忘症へのアプローチ

強い精神的ショックを受けて起こる症状

針のような強いストレスを急激に受け、発症することがある症状に、

解離性健忘症があります。

例えば、天災、事故、犯罪、虐待といった強い心理的な衝撃や、強いストレスとなる出来事の記憶を思い出すことが難しくなるという症状がでます。

その出来事の記憶をしている時間的長さは人それぞれであり、

突然、症状が出るケースをよくみます。

また、一時的に症状が出る場合や慢性的に症状が出る場合があるようですので、

症状名にこだわらず、「心のケア」をおこなう必要があります。

症状が多岐にわたっても

解離性健忘と一緒に、解離性失声の症状を起こす人もいます。

強いストレスを受けた時に、声を出そうと思っていても、声が出ない症状ですが、

周囲は温かく、大きな器で見守る必要があります。

一番、つらいのはその症状が出ている本人です。

現時点では、フラッシュバックを治すお薬やストレスを一瞬で消すお薬は無いと思います。

ストレッサーから解放し、徐々にやすらいでいけば、

ある時、急に声が出るようになったり、そのストレスの出来事をあまり思い出さなくなったり、

する傾向が現場をみているとあるようです。

慌てず、思っている以上にゆっくり生活することで、

もとの生活に戻ることはできると思います。

気にしないように気にする生活を。

木村裕之

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