あなたが選んだでしょ?

選択の機会を失うきっかけとして

 子どもにモノや道具を選択させ、その後に、子どもにとって不都合なことが起きた時、大人が「あなたが選んだでしょ?」と言って、子どもを責める場面がよく見られます。

 自主性や自立させるための促しが、その一言で「大人が選択させたモノ」へと変化してしまいます。

 何が言いたいかというと、子どもが自分で選択したものに対して、後から、陥れることをしないのが適切だということです。

 例えば、Ⅰ型糖尿病を抱えた子どもがいるとします。

 Ⅰ型糖尿病は、生まれつき血糖値をコントロールすることが難しく、低血糖になった時に、自分自身の命を守るために、チョコレートといった糖分を摂取しなければなりません。

 その摂取しなければならない体の状態や糖分の量は、第三者から見て判断することはできるでしょうか。

 彼は、食前と食後に、針が出る検査機で、指にカチッと刺し、血糖値をはかります。

 自分で自分の指に針を刺すときの表情は、非常に言葉にしづらいものです。

 彼は、Ⅰ型糖尿病という病気を自分の選択でなったわけではないです。

 でも、平気でないとやってられない選択ばかりを余儀なくされています。

 例えが大げさかもしれませんが、視点を変えれば、自分自身で選択したことに対して、第三者が「あなたが選択したんでしょ?」という声かけをすること自体が、その人が将来選択しようとしている機会を奪ってしまうのと同様なことだと思います。 

 大人にとっては、異質なことであっても、子どもは自分とは違う生き物です。

 子どもが選択したことに対して、上から目線で、傷つける言葉を投げかけることはできるだけしたくはない

 日々の学習支援を通して、出てきた雑談からの話題でした。

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